コロナ禍が終了し長らく続いたイベント規制もグッと減った中、ご自身の結婚式に向けて、二人の生い立ちや馴れ初めを紹介するムービーであるプロフィールムービーを自作されている方も多いかと思います。
その中でBGMとして使用する曲ってみんなどうやって選んでるの?と感じたことはないでしょうか。
今日は累計2万組以上の結婚式ムービー制作実績を誇るプリンセスネットが、今までお手伝いさせていただいたお客様の実例などを踏まえた上で、曲選びのポイントをご紹介していきたいと思います。
プロフィールムービーの一般的な構成について
プロフィールムービーを作成する場合、以下のような構成が一般的です。
- スタート
- 新郎生い立ち紹介
- 新婦生い立ち紹介
- 二人の馴れ初め紹介
- ラストメッセージ
また、曲については、生い立ちパート(新郎生い立ち、新婦生い立ち)で1曲、二人の馴れ初めパートで1曲使用する2曲構成が一般的です。
2曲選ぶ際のポイントとは
曲選びのポイントとしては、1曲目と2曲目で雰囲気の違う曲を選ぶ所です。
これは、途中で曲の雰囲気を変えることで、目と耳を通して「紹介する内容が変わったよ」ということをゲストに伝えることができるので、初めて見る人でも内容の把握がしやすいムービーにすることが出来るので、大切なポイントの1つです。
明るい楽しい雰囲気のプロフィールムービーにしたい場合は、1曲目を明るい音楽にすること。
心に染み渡るような感動的な雰囲気のプロフィールムービーにしたい場合は、2曲目を明るい雰囲気にすると良いでしょう。
では、みなさんはどういった曲を実際に使っている傾向が多いのでしょうか。
よくある曲の選び方
①思い出の曲を選ぶ
第1位が思い出の曲を選ぶです。
一重に思い出の曲と言っても以下のように様々なものがあると思います。
- 両親が好きだった曲
- ドライブの際など家族でよく聞いていた曲
- 自分が当時ハマっていた曲
- 付き合った当時よく聞いていた曲
- 二人が大好きなアーティストの曲
生い立ちパートでは、小さい頃の思い出の写真と懐かしの曲を合わせることにより、より当時の記憶を蘇らえる感動的なムービーになります。
代わって馴れ初めパートでは、二人の写真と大好きな曲を合わせることで、より二人の雰囲気を感じ取れるムービーに仕上げることが出来ますよ。
②人気の曲・流行りの曲
人気の曲・流行りの曲を使うが第2位でした。
GoogleやYahooなどで人気の楽曲を検索して、視聴して曲を選ぶ方法がこれです。
思い出の曲って言ったって…という方々も多いハズ。
様々なページで紹介されている楽曲を視聴してみていい感じのものをチョイスするのがこのパターンです。
こうして聞いていくうちに、当時聞いていたアーティストの名前とかを思い出して、そこから思い出の曲を思い出すと言うパターンもよくあるケースだと思います。
>> 2022年プロフィールムービーおすすめ人気楽曲をご紹介(特集)
③メッセージ性のある歌詞の曲を選ぶ
第3位が、曲や歌詞から感じ取れるメッセージから曲を選ぶケースです。
生い立ちパートであれば、「絆」「成長」「感謝」など。
馴れ初めパートであれば、「出会い」「旅立ち」「未来」などがメッセージとして挙げられます。
これらのキーワードに基づいて曲を探していくことで、写真とコメントと曲が連動するよりメッセージ性の強いプロフィールムービーに仕上げることが出来ます。
>> プロフィールムービー写真選びのポイントと注意点(特集)
曲選びで気をつけたいポイント
プロフィールムービーという映像のBGMとして使う場合は、以下の点も注意していただきたいです。
①選んだ曲がISUM楽曲データベースにあることを確認する
一番抑えておきたいことは、ISUM楽曲データベースに掲載されていることを確認する点です。
これは、言い換えれば、著作権的に使っても問題ない楽曲であるかどうかを確認しておくことです。
市販楽曲は全て著作権を保有しています。
この著作権に関する許諾が取れる曲でないと、無断で曲を使用したことになり、後でレコード会社やJASRACなど著作権を管理している所から訴えられたりする場合もあるとか。
プロフィールムービーやオープニングムービーなどの結婚式ムービーに曲を収録する場合の権利については、ISUM(アイサム)を通じて許諾申請を行えるような仕組みになっているので、DVDをやブルーレイなどに曲を収録する際には、必ずISUMに申請を行うようにしましょう。
ただし、ISUMに申請すればいいんでしょ!と言っても、すべての楽曲が使えるわけではありません。
ムービーのBGMとして使用できるのは、ISUMの楽曲データベースに掲載のある楽曲のみです。(未掲載の楽曲については使えない)
またISUMへの申請は一般の方からは出来ません。
申請をしたい場合は、提携している映像制作会社を通して申請をして貰う必要があるので、「ISUM申請代行」などワードで検索して、代理申請をしてもらうようにしましょう。(有料)
②なるべく長い曲がおすすめ
同じような曲で迷った場合は、長い曲の方を選ぶと良いでしょう。
例えば2曲構成で写真を10枚ずつ使用した場合は、生い立ちパートが4分半程度、馴れ初めパートが2分半程度の長さとなると思います。
この後ろに音楽を流すわけですから、パートの時間よりも音楽が短いと曲が足りない分曲を伸ばす作業が必要になってきます。
うまく伸ばせればいいですが、編集には時間も技術も必要です。
できればこのような作業が発生しないような長めの曲を選ぶようにしましょう。
(長い曲で曲が余った場合は、フェードアウトすればいいだけなので編集も簡単)
1曲構成を考えている方は、5分以上の曲がおすすめ
どうしても短い楽曲を使いたい場合は、3曲構成も検討しよう。
まとめ
おすすめの曲の選び方は以下の通り。
- 思い出の曲から選ぶ
- 人気の楽曲から選ぶ
- メッセージ性のある歌詞の曲を選ぶ
気をつけるポイントは以下の通り。
- 使いたい楽曲がISUM楽曲データベースに掲載されているか確認する
- なるべく長めの曲を選ぶ
市販楽曲を使って自作ムービーを持ち込んだ場合、ISUMに許諾を得たことが確認できないと最悪ムービーを上映してもらえないこともあり得ます。
気をつけるべくポイントを抑えつつ、しっかりと本番当日映像を流せるように準備をしていきましょう。
最後に
プリンセスネットでは、プロフィールムービーなどの結婚式ムービーを制作販売しております。また自作ムービーに使用した楽曲の著作権申請を代理するISUM申請代行サービスも行っております。(1曲税込 4,950円)
1曲だけの申請からまとめて数曲申請したいなど様々なケースにまで対応中。
興味がありましたら、下記ページよりお問い合わせください。
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飯田耕一郎 取締役
10年前より所属。映像制作に係わる企画・運営など幅広く携わっている。映像制作を通して一人でもたくさんの方々と感動を共有できるメディア作りを目指して奮闘中。これまで執筆したコラムは100件以上。より多くの方々に役に立ったと実感してもらえるような有益な情報を配信している。 |